ダウランド:リュート集 価格: 1,200円 レビュー評価:5.0 レビュー数:3 このディスクについて書くとすれば「ダウランドの静かな名曲をリュート1挺で弾いた名演」というだけで充分だと思う。70分をこえる収録だが、1曲にあてられる時間はだいたい3分くらい。複数の名手によって(一人あたりの曲数はほぼ等分。重複する曲はない。良い編集だと思う)順番に、すべてソロで弾かれている。ポロンポロンとした古雅な響きが味わえる。奏者によって微妙に音質、ピッチが異なるから、それをたのしむことも良い。 わたしはクラシックを手段としてきく態度は好きでないから、こうしたディスクをプレーヤーにのせるときもちゃんと端座して聴くけれど、このディスクについて語るとき「癒される」という言葉 |
制度・制度変化・経済成果 価格: 2,625円 レビュー評価:3.5 レビュー数:3 中身は素晴らしいの一言。 さすがノーベル経済学賞受賞者だけある。 ただ正直翻訳が辛い。 序文を見て見ると著者は経済学だけでなく、他の社会科学の人間にも有用なものであることを想定し、経済用語を抑えた書き方をしていると言っている。 しかし翻訳者が経済用語に書き換えてしまっている感がいなめない。 言葉の問題もあるが、英語だとそのままで通じる言葉も日本語ではそのままだと経済用語になってしまうものもある。 もちろんある程度知識がある人を想定した著作であるから問題ない範囲かとは思うが、慣れていない人には読むのが大変であろう。 |
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聖母のいない国―The North American Novel (河出文庫) 価格: 798円 レビュー評価:5.0 レビュー数:3 比較文学者の小谷野敦が名だたるアメリカ文学作品を、その驚愕的な文学的知見を武器に読み解いていく。 僕のように文学にとりたてて明るいわけではなく、特にアメリカ文学など数冊しか読んだことがないものからすれば、洪水のように固有名が羅列されていく文章には多少の戸惑いを憶える。評論される作品自体は本文中で詳細に論じられるからよいのだが、作品名だけちらりと記される作品については、註をつけてもらった方がありがたかったか。 いやそれにしても、あとがきでは「トリッキーなやり方」を試したことを明かすのだが、やはりこの人の文章は適度に彼の「地」が出ていて、そこが面白い。例えば |
北国の帝王 [VHS] 価格: 3,873円 レビュー評価:5.0 レビュー数:5 もう正にアクション映画骨太な映画 ホーボー(無料乗車をする流れ者集団)と列車を操る男と の仁義なき戦い この映画ほとんど列車に乗ってストーリーが展開される所の面白さ 暴力や力だけじゃない頭脳を使って列車に乗り込むここらへんが見所。 ラストの北国の帝王と列車を操る男との死闘随分迫力があって良かった 楽しめる作品です |
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北北西に進路を取れ【字幕ワイド版】 [VHS] 価格: 3,129円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 広告代理店経営者のロジャー(ケイリー・グラント)は、ある日タウンゼント(ジェームズ・メイスン)ら宝石密輸団からキャプランというスパイと間違えられ、殺人の濡れ衣を着せられてしまう。逃亡しながら事件の真相をつかもうとする彼に、謎の美女(エヴァ・マリー・セイント)が絡み…。 サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督の集大成といっても過言ではない、巻き込まれ型サスペンス映画の大傑作。汽車やセスナ機など乗り物はもちろんのこと、細かな小道具などを実に効果的に用い、4人の大統領の顔が彫られたサウスダコタのラシュモア山麓でのクライマックスまで、まったくもって飽きさせないスリリング |
ビスマルク号を撃沈せよ! スタジオ・クラシック・シリーズ [DVD] 価格: 2,990円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 かなり面白い映画です。 ドラマは、艦隊の作戦指揮をとるロンドンの司令本部(情報作戦室)と海上とで、並行して描かれます。 まだ衛星が無い時代の情報戦略が、非常に興味深く、緊張感満点に描かれています。 主人公は、その情報を操って、艦隊の配置とかを決定する指揮官なのですが、そのクールな表情とは裏腹に内心では空母に乗っている息子の心配をしたり、熱い部分も持っているという描写がまた心を打ちます。 そして、大海戦も正面から逃げずに描いています。大迫力で、戦艦ビスマルクの強さ、そして、沈んでいくときの哀しさを感じさせてくれます。 この映画のすごい |
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